関関同立

関大後期日程廃止になった理由はなぜ?

関大では2020年まで3月頭に2日間に渡って後期入試がありました。

2月の前期入試で関大に全滅した受験生も3月の関大の後期入試にチャレンジし、最後の最後で逆転合格を掴んだ人も多く、関関同立の最後の砦としても人気がありました。

しかし、2021年以降共通、関大の後期入試は廃止され、共通テスト利用のみに。

関関同立で現在、3月の後期入試があるのは立命館大学のみとなりました。

いったいなぜ関大は3月の後期入試を廃止したのでしょうか?

関大後期日程が廃止になった理由はなぜ?

ここから先はあくまで私の勝手な見解も含まれているので参考程度にしてください。

近年は関大の3月の後期入試が廃止した代わりに、2月の前期入試で数点以内で落ちてしまった受験生に補欠合格を出して、欠員を埋めるようになっています。

ということは、関大の後期入試で学生を集めるよりも、2月の前期入試で数点足りずに落ちた受験生の方が学生の質が高いから後期を廃止した可能性は否めないでしょう。

合格最低点から1点、2点差で落ちる受験生はめちゃくちゃ多いと言われているので、このボリューム層に補欠合格を出した方が効率的なのかもしれません。

実際、関大の後期はそもそも前期で受かっている人は受けない訳ですし、昔に比べると私立大学の共通テスト利用も多種多様化しているので、質の高い学生はすでに進学先を確保している場合が多いです。

次に考えられるのは、3月の後期を2日間実施することで、それだけ地方会場も用意しないといけないですし、試験監督もそれだけいるので人件費もかかります。

さらには、後期は後期で入試問題もまた作成しないといけないので、労力や手間、さらには経費を削減する為にも3月入試を廃止した可能性が高いと思われます。

3月の後期を廃止した分、補欠合格者を出し、共通テスト利用の枠も関大は増やしたのではないでしょうか?

関大後期入試が廃止になった理由まとめ

  1. 関大は2020年まで3月頭に2日間に渡って一般入試の後期入試を実施していた。
  2. 3月の後期入試で集めた学生よりも2月の前期入試で数点差で落ちた受験生に補欠合格を出した方が学生の質も高く効率的
  3. 私大の共通テスト利用の入試が拡大され、3月の後期日程で質の高い受験生は集まりにくくなった
  4. 3月の後期を実施することで、地方会場や試験監督なども用意する必要があり、入試問題も後期用に作成しないといけないので、労力や手間、経費を削減する為にも後期は廃止

以上、関大の3月の後期入試が廃止になった理由についてまとめてみました。

昔は関関同立では同志社以外の関関立で3月の後期入試があったのですが、関学はだいぶ前に後期を廃止し、関大も2020年いっぱいで廃止、現在は立命館のみ実施されています。

関大にどうしても行きたい人は2月の前期入試で関大出来るだけ受けて合格を勝ち取るしかないでしょう。