近大が11年連続志願者数NO.1を達成し、ここ数年で難易度もかなり上がってきていることから、関関同立近、同+関関近立、関近同立などと言われるようになってきました。
世耕さんが近鉄から転職して近大の広報部長になってからマーケティングが非常に上手で、一気に全国的な知名度も上がってきたように思います。
最近は近大に落ちて関大に合格する受験生が増えているという話です。
なぜ近大落ち関大の受験生が増えているのでしょうか?
近大落ち関大合格の受験生が増えているのはなぜ?
近大の偏差値自体は上がって来ているものの、難易度ではまだ関大の方が近大よりも難しいと言われています。
特に文系学部は近大よりもやはり関大の方がワンランクは上です。
にも関わらず、なぜ近大に落ちて関大に受かる受験生が多いかと言うと、入試問題の傾向が関大と近大ではまったく異なるから。
例えば、関大は英語の入試の場合、長文読解メインで英文法の問題は単独で出題されないですが、近大は長文読解よりも英文法・語法で点が取れる入試問題になっています。
となると、長文読解メインで勉強してきた人や英文法・語法が苦手な人は関大の英語では取れても近大の英語で点が取れないことになります。
国語においても関大はオーソドックスな入試問題ですが、近大はやや癖のある出題で特徴があるので、赤本等で対策しておかないとなかなか点が取れなかったりもします。
このように偏差値だけで受験校を決めると、いくら関大の方が近大よりも偏差値が高かったとしても、近大との入試問題の相性が悪かったり過去問対策をほとんどせずに入試に挑むと落ちてしまう可能性が高いんですね。
近大落ちて同志社に受かる受験生もいるぐらいなので、偏差値以上に入試問題の相性や過去問の対策が必要不可欠になってきます。
よく関大が本命で近大が滑り止めという人がいますが、近年は関大と近大で差が確実に縮まっているし、入試問題の傾向が全然違うので近大は滑り止まらないので要注意です。
関大本命なら近大よりもまだ龍谷や甲南の方が入試問題との相性がいいので偏差値よりも入試問題の相性で受験校を決めることが大事です。
近大落ちて関大合格まとめ
- 近大と関大で近年偏差値の差が縮まってきている
- 近大と関大では入試問題の傾向がまったく違うので、近大の入試対策を疎かにすると関大に受かっても近大に落ちてしまう
- 偏差値以上に入試問題の相性や過去問対策が不可欠
以上、近大に落ちて関大に合格する受験生が増えている理由についてまとめました。
近大は年々難易度が上がっているのは確かなので、ひょっとすると今後はもっと増えるかもしれません。
決して偏差値だけで受験校を決めないようにして下さい。