大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山など関西圏にお住まいの受験生や保護者の方で私立中学の受験をするか、地元の公立中学に進学する方がいいのか?迷っている方も非常に多いと思います。
私立に中学から入った方が高校受験もないし、6年間のびのびした学校生活を送れるんじゃないか?と思っている方も多いでしょう。
では、実際のところ関西圏の私立中学受験と私立高校受験どちらが難しいか?
これについて私の意見を書きたいと思います。
関西圏の私立中学受験と高校受験どちらが難しい?
一般的に偏差値60を超える難関校と言われるような学校の場合、高校受験よりも中学受験の方が難しいケースが圧倒的に多いです。
というのも、まず高校受験は専願の場合は競争率自体かなり低く、2倍を超えるような学校は一部の学校を除いてほとんどありません。
もっというと高校受験で倍率が1.5倍を超えるような学校も少数派です。
これは高校受験は特定の学校に志願者が集中しないよう、昔から大阪を中心とする関西圏では出身中学と高校の間で事前相談をし、人数を調整することから競争率はそこまで上がらないんですね。
これが中学受験の場合、そういう相談もない為人気のある学校に志願者がどうしても集まり、
3倍、4倍を超える競争率の学校も多数あり、基本的に狭き門となっています。
それから入試問題も中学受験の場合は難関私立と呼ばれる学校ほど塾に行っていないとそう解けないような
教科書の内容を逸脱したような難しい問題が出題されますが、高校受験の場合は本当にトップの高校を除くと、
教科書の内容を逸脱したような難しい入試問題は出題されません。
さらに、競争率が低いことから高校受験の場合合格最低点も高くはなく、7割取らないと受からない学校は稀で、多くの学校が6割取れれば合格となっています。
中学受験の場合は合格ラインに載せようと思うと6割後半から7割ぐらい必要で苦手科目があると厳しいですが、高校受験の場合合格ラインが低いので苦手教科があっても他でも十分カバーできるので合格可能になります。
以上のことから高校受験は中学受験に比べて不合格になりにくく基本的に合格しやすくなっています。
関西圏の私立高校受験と中学受験どちらが難しい?まとめ
- 中学受験の方が競争率が高く、高校受験よりも難しい
- 中学受験は難関校ほど教科書を逸脱したような難しい問題が出題される
- 高校受験は競争率が低く合格ラインも低めで受かりやすい
まとめると上記のようになりました。
よく中学受験で失敗して公立中学に進学する生徒が、高校受験で中学受験で落ちた学校よりも難しい学校に受かるケースが多々あります。
これは小学生の時に中学受験で勉強してきたことが高校受験の基礎となっている部分がかなり大きいからなんですね。
そういう意味でも関西圏の場合は高校受験の方が中学受験よりも比較的簡単と言えると思います。
受験生の方や保護者の方はぜひ参考にして地元の公立中学に進むか?中学受験をするか?
検討してみてください!