同志社大学は関関同立の中でもワンランク難しい大学の割に入試問題自体はそこまで難しくないことから、近年合格最低点がかなり上がって来ています。
特に、商学部なんかはすごい人気でここ数年で一気に難しくなった印象。
そんな同志社の中でも比較的経済学部は穴場と言われていますが、実際のところどうなのでしょうか?
同志社大学穴場学部は経済?合格最低点推移!
かつて同志社の経済学部は法学部、文学部(※学科による)の次に難しい学部とされており、よく比較される商学部より偏差値も若干高かったのですが、近年は逆転しており、どちらかというと穴場になっています。
これには理由があって、同志社の経済学部が穴場と言われているのは募集人員が他学部に比べて多い分、倍率が低くなりやすいことが挙げられます。
さらに、同志社に限らずですが、経済学部は入学後に数学をかなり使うことや単位取得も商学部などに比べると容易ではないことから受験生から敬遠されがちになってしまうので、志願者が伸びにくく穴場になっています。
特に女子の受験生が経済学部は避けがちでかなり少ないです。
それから、同志社の経済は在学生の間でやめとけいざい学部と揶揄されるぐらい単位取得がやや難しく、近年はネットでいくらでもちょっと調べれば出てくることから、そういう意味でも穴場になっているのも正直あると思います。
一部で同志社の経済は文系数学受験者が多い分、平均点が低くなるから穴場になっているんじゃないかという意見もあるのですが、同志社はどの学部も万遍なく数学受験者がおり、特別経済学部だけが数学選択の受験生が多い訳ではないのでこれに関しては誤りです。
同志社経済の合格最低点に関しては以下のように推移しています。
年度 | 全学部合格最低点 | 個別合格最低点 |
2022年 | 359/500 | 359/500 |
2021年 | 363/500 | 352/500 |
2020年 | 363/500 | 347/500 |
※上記は得点調整後の合格最低点なので、素点はこれよりも多く取らないと合格できません。(文系数学選択を除く)
いくら同志社経済が穴場学部とは言え合格最低点がかなり高く、調整を考えると素点で7割だと厳しい場合が多く、7割5分でも年度によっては受かるかどうかになります。
同志社経済学部は穴場?まとめ
- 同志社経済は他学部に比べると募集人員が多い分、競争率が低くなり、穴場と言われている
- 同志社の文系学部の場合、経済学部に限らずどの学部も文系数学受験者が多いので、経済学部が穴場なのは数学選択者が多いからというのは誤り
- 穴場とは言え、素点で7割だと厳しい場合が多く、7割5分でも落ちることがあるほど合格最低点は高い
以上、同志社の経済学部についてまとめました。
2023年の個別学部入試は文系数学と日本史がかなり難しかったようなので、ひょっとすると例年よりは合格ボーダーが低くなるかもしれないです。
来年同志社の受験を考えている受験生は過去問をとにかく繰り返し解くようにして、出題傾向に沿った受験勉強をするようにしておきましょう。
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