関西の中堅私大グループ産近甲龍(京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学)の1つ甲南大学。
甲南大学は前期入試が今年から1月末にも実施されることになり、例年以上に甲南大学を受験する人も多いと思います。
受験生で気になるのが得点調整の有無や素点で何割取れば合格するのかについて。
そこで、甲南大学の得点調整の方法と合格ラインについて調べてみました!
甲南大学得点調整と素点!
得点調整は中央値法や偏差値法など大学によっていろんな手法がありますが、甲南大では中央値による得点調整方法を実施しています。
得点調整は全教科補正されるのではなく選択科目のみということなので、大幅に30点も40点も点数が下がることはまずないのでそこは安心してください。
中央値方式による得点調整後の得点の計算方法は、
(素点-中央点)÷ (満点-中央点)× 満点の半分 + 満点の半分
中央点というのは全体の受験生のちょうど真ん中に位置する受験生が取った点数のこと。
仮に世界史Bの中央点が60点だとします。
あなたが素点で100点満点中80点取りました。
この場合、日本史Bのあなたの点数は、
(80-60)÷(100-60)×50+50=20÷40×50+50==75
中央点が60点の場合、あなたの世界史Bの80点が得点調整によって75点になります。
あなたの素点が中央点以下の50点の場合、日本史Bのあなたの点数は、
(50-60)÷(100-60)×50+50=-10÷40×50+50=37.5
世界史B50点が得点調整によって37.5点になります。
このように中央値以下の点数を取ると大幅に点数が下がってしまうので注意が必要です。
甲南大学何割取れば受かる?
まず甲南大学には前期入試で3教科方式と2教科方式がありますが、基本的に3教科入試の方が合格ボーダーが低いです。
受験する学部や年度によって全然違いますが、文系学部の場合大体、例年2教科方式で7割強取ればまず合格ライン、3教科方式では7割弱で合格ラインと考えてよいでしょう。
3教科方式の場合、素点で7割なくても6割後半で受かることも多いので、産近甲龍の中では甲南は比較的合格最低点は低い方だと思います。
1つ注意事項として、甲南の赤本などに載っている3教科方式の合格最低点は得点調整後の得点になるので、実際はそれよりも20点ぐらい上回っていないと合格は安心できないのでご了承ください。
甲南大学得点調整と素点まとめ
- 甲南大では選択科目間で平均点に差が生じた場合得点調整がある
- 中央値方式で得点調整をしている
- 甲南の合格ラインは3教科方式で7割弱、2教科方式で7割強(※年度によって異なる)
- 赤本等に載っている合格最低点より3教科方式の場合は20点ぐらい上回っていないと合格は安心できない
甲南大の得点調整や素点についてまとめました。
甲南は関関同立と入試日程が被ってしまっていましたが、今年から1月にも受験する機会が増えるので、ひょっとすると難易度も上がるかもしれないので要注意です。
受験生のあなたはぜひこの記事を参考にしてください。