関西学院大学(関学)と言えば、関西私大の中では同志社に次ぐポジションで難易度の高い私立大学として知られていますが、指定校推薦や公募推薦、内部推薦、AOなどによる推薦入試による入学が同レベルの難関私大に比べるとかなり多いと話題になっています。
実際のところ関学の推薦入試の入学率と一般入試の入学率はどれぐらいなのでしょうか?
関学は推薦入学と一般率はどれぐらい?
早速ですが、関学の一般入試と推薦入試の入学率は以下のようになっています。
年度別 | 推薦入学 | 一般入試入学 |
2020年 | 65.4% | 34.6% |
2019年 | 63.5% | 36.5% |
2018年 | 58.7% | 41.3% |
2017年 | 51.4% | 48.6% |
2016年 | 48.5% | 51.5% |
このように2018年から一気に推薦入学の割合が増え、2020年には3人に2人近い入学生が推薦入学となっており、いわば推薦だらけとなっています。
ちなみに関関同立の中では立命館が6割が一般入試からの入学で、同志社・関大で一般と推薦で半々となっています。
推薦入試による入学生のほとんどは現役生で、浪人生がほとんどいないことから、一般入試で浪人して関学に入った入学生は入学後にあまりの浪人生の少なさにびっくりするかもしれません。
関学はなぜ推薦入試による入学が増えた?
ここからは私の勝手な予想なのですが、1つは入試難易度や偏差値を保つ為に推薦枠を増やして一般入試枠を減らしたというのが考えられると思います。
昔は関学は西の慶應と呼ばれており、関西私大の中では同志社と1.2を争うほどレベルが高い私大だったのですが、近年は同志社に大きく差をつけられ、かつて3番手だった立命館とほぼ互角になっています。
関学ブランドは関西では相当強いので、大学側としても苦肉の策なのかもしれません。
他に、推薦入試による入学が増えたのに考えられるのが、聖和大学を統合して新たに教育学部を設立したり、大阪の帝塚山学院などと提携して関学コースを設立したり指定校推薦枠を増やしたことでどうしても推薦枠が増えたのはあると思います。
関学は推薦と一般入試による入学率まとめ
- 関学は現在全体の3分の2に近い入学生が推薦入試による入学で、一般入試で入学する生徒の倍近くいる
- 推薦による入学生のほとんどは現役入学なので、浪人生は比率的にかなり少ない
- 聖和大学を投稿したり、提携校を増やしたことで推薦枠が拡大したと思われる
- 関学の入試難易度や関学ブランドを保つ為に推薦枠を増やしていると予想
関学の推薦入試と一般入試の入学率についてまとめるとこのようになりました。
関学はやはり関西では相当なネームバリューがあるので、復活して欲しいと思います!