大学受験で模擬試験の合否判定がC判定やD判定で志望校にチャレンジする受験生も多いと思います。
一般的に模擬試験でC判定なら40%から60%の合格率、D判定なら20%から40%の合格率と言われています。
実際のところ模試でC判定やD判定での合格率はどれぐらいなのでしょうか?
模試C判定やD判定の合格率はどれぐらい?
まず、模擬試験にも色々あって、中小の塾から大手予備校までたくさんあると思いますが、河合塾、駿台・ベネッセなど大手予備校の模擬試験ほど判定は目安になるということです。
なぜなら、受験者数がそれだけ多いので蓄積されたデータがマイナーな予備校とはまったく違うからです。
ややマイナーな予備校の模試の合否判定だと甘めに判定が出る傾向にあるので、A判定やB判定でも落ちる受験生はたくさんいます。
河合塾や駿台ベネッセの合否分布票を見ると、やはりデータ通りC判定で50%程度、D判定で30%の合格率になっていることが多いです。
続いて、模擬試験の判定というのはあくまで目安にしかならないということを忘れないでください。
なぜなら、大学受験というのは模試の判定以上に出題傾向や問題との相性がめちゃくちゃ重要になってくるからです。
模試というのは例えば、英語の場合、長文読解・英文法・語法など万遍なく出題されて総合的な英語力を測ります。
しかしながら、あなたの志望大学が英文法や語法問題がほとんど出題されず、長文読解メインの大学だと、模試で英文法・語法でいくら点数を稼いでいて偏差値が高くなっていても、長文読解が全然点が取れていない場合、偏差値なんて全くあてにならないからです。
特にMARCHや関関同立以上の難関大になってくると、模試の判定とかは関係なく、過去問対策をしっかりしている受験生ほど大学に合格します。
過去問対策が疎かになると、A判定やB判定でも不合格になる受験生はたくさんいますし、C判定でも余裕で合格する受験生もいます。D判定やE判定でも受かる受験生も普通にいます。
他に、模試というのは多くの受験生は大体11月後半実施の模擬試験を最後に、入試まで受験しないことが多いです。
最後の模試から入試まで2か月から3か月もあります。
11月実施の模試でC判定やD判定でも、その2か月から3か月で一気に成績が伸びる受験生が多いので、特に現役生で今までD判定やE判定しか取ったことがないけど、無事志望校に合格出来たという受験生はめちゃくちゃ多いです。
なので、模試の判定はあくまで参考にしかならず、最も重要なのが問題との相性になってくるので、合格に近づく為にはとにかく出題傾向を把握し、過去問対策をしっかりとしている受験生ほど合格を勝ち取ることが出来ます。
大学受験模試C判定やD判定の合格率まとめ
- 大手予備校の模試のC判定での合格率は大体50%、D判定で30%と言われている
- 河合塾や駿台の模試の合否分布図を見ると大体その通りにはなっている
- ただし、模擬試験の判定はあくまで参考程度で、特にMARCHや関関同立以上の難関大の場合は志望大学との問題の相性が重要になってくる
- 出題傾向をしっかりと把握し、それに沿った勉強が出来ている受験生ほど合格できる
- 11月実施の模試がC判定やD判定、E判定でも残り2か月から3か月の受験勉強で多くの受験生は逆転合格を勝ち取っている
大学受験の模試についてまとめるとこのようになりました。
とにかく模試の判定以上に志望大学の入試問題との相性が大事なのと、出題傾向に沿って過去問など演習を繰り返した受験生ほど合格します、
なので、C判定やD判定、E判定でも逆転合格は十分可能です。
受験生の皆さんは模試の判定なんて気にせず、最後の最後まで受験勉強を頑張って下さい。